※今回紹介するお店はこちら※
都内近辺の甘いもの好きの間では言わずと知れた名店。
テイクアウト利用です。
レポート
到着は18時前。
明るいうちに通るとだいたい列ができているこちらのお店ですが、遅い時間に来たのがよかったのかすいていました。
ゴールデンウイークだったのもよかった説。
閉店1時間前の遅い時間にもかかわらず、まだたくさんの種類のケーキが並んでいました。
さすが名店。
だいたいのケーキ屋さんは夕方を過ぎると極端に選べるものが減ってしまいます。
廃棄が出てしまうので、もちろんそれは仕方ありません。
とはいえ、数あるケーキの中からどれにしようかなと吟味できる時間はやっぱり楽しいものです。
ここで、迷い過ぎてあとから入店したおじさまに先を越されるという想定外の出来事が発生したものの、在庫数は十分だったので事なきを得ました。
ふう、残り少ないものがあったら命取りだった。
ショーケースが並んだ左隣には喫茶室がありますが、こちらの営業は平日のみなので注意。
頼んだメニュー
それぞれの値段は税抜きです。
苺のショートケーキ・ルージュ 720円
シュルプリーズ 530円
タルト・フロマージュ 630円
そうさ、1人で3個食べるのさ。
合計金額
2,030円(税込)
※クレジットカードや電子マネーでの支払い不可
現金のみのため注意
実食
苺のショートケーキ・ルージュ
なんといってもこちらのお店の代表作。
さっくり紹介すると、こちらのお店にはシンプルなショートケーキが2種類あります。
ブランとルージュ。
大きな違いはお酒が使用されているかどうかという点ですが、公式ページの情報によるとほかの材料にも違いがありそうなので食べ比べてみるのも面白そうですね。
かくいう私も今回両方買って食べ比べしなかったことを後悔しています。
後悔先に立たずということで、今回はルージュの感想を。
スポンジ、うん、ふわふわしっとり。
クリーム、うん、なめらかで軽い口当たり。
スライスされたイチゴも間の層にたっぷり入っています。
トップにもかわいらしい小ぶりなイチゴが3つ。
シンプルに間違いなくおいしい。
ちなみにこちらは先述したとおり大人向けとなっていますが、強く香ったりすることはないので苦手な方もご安心を。
あくまで隠し味程度です。
初めてのお店との相性をはかるときに、まずショートケーキを食べてみることは必須。
中華のチャーハンしかり、そば屋の丼ものしかり。
そのメニューをおいしく感じること、それすなわちそのお店との相性を表す。
と、勝手に思っています。
基本のショートケーキがおいしいお店はだいたい何を食べてもおいしいものということで、期待を膨らませて次へ。
シュルプリーズ
ケーキの名前って難しいですよね。
こちらは平たくいうとモンブランです。
ただのモンブランとあなどることなかれ。
そびえ立つマロンクリームの中にはチョコレート生地が隠れているのです。
そして、はい、きた。私の好きなザクザク。
土台部分にはアーモンドパウダーが練り込まれているのでしょうか、チョコレートの中にいっそうの香ばしさを感じます。
これらから大切に守られるように、中央には渋皮付きの栗が眠っておられます。
トップに鎮座する栗も威厳があって好きだけど、私はこの密やかに包まれている栗が好きです。
食べ進めたときに発見するとテンションが上がる。
チョコレートもマロンクリームもしっかり甘いので、全体的にはずっしり甘め。
その分、生クリームの甘さはなく、もちろんしっかりバランスはいいです。
タルト・フロマージュ
メインの部分はカッテージチーズ、クリームチーズ、カスタードクリームを合わせたものにドライフルーツが入っています。
チーズクリーム自体の甘さは控えめ。
ドライフルーツの甘さのほうが強いです。
チーズの味がしっかりしたので、カスタードクリームの存在に気付きませんでした。
てっきりクリームチーズの甘味かとばかり。
そしてトップの部分はグリュイエールチーズ。
調べたところによると、スイスの二大チーズなんだそうな。
こういう水分少ない塩味のあるチーズが大好きなんだなあ。
チーズケーキ自体の食感は、軟らかくなめらか寄りのタイプです。
まとめ
料理
今回選んだショートケーキ、タルト・フロマージュは甘さ控えめ。
シュルプリーズは甘めでした。
選ぶものにもよりますが、全体としては甘さを前面に出したケーキたちではないと感じます。
大きさはころんとかわいらしいサイズ。
極端に小さいわけではないですが、甘いものを口いっぱいほおばりたい気分のときだと少し物足りなさはあるかも。
しかし程よいボリュームな分、一度に2個くらいは無理なくおいしく食べられます。
たくさんの味を楽しめるという点で、むしろちょうどいいと思いました。
甘いもの苦手派の母もおいしくいただけた貴重なケーキ屋さん。
お値段
名店らしからぬ良心的価格。
昨今の洋菓子高騰時代の中で、いっそう高まる好感度。
この価格でこのおいしさは信頼感しかありません。
お店情報
営業時間
10:00~19:00(喫茶のラストオーダーは18:30)
※土日祝日はテイクアウトのみ
定休日なし
アクセス
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨1-4-4
巣鴨駅より徒歩4分
予約・店舗一覧
店舗は巣鴨の1店のみで、分店などはありません。
地方在住の方だと訪問のチャンスが限られてしまいますが、巣鴨は新宿や水道橋、大きな街からもアクセスの良い場所なので何かの機会があればテイクアウト利用してみてはいかがでしょうか。
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